ケーシー・ディパック K.C.Deepak
asiandish-diyaloオーナー
海外ネパール人協会日本支部/副社長 株式会社BUSY BEEグループ創設者/ネパール出身。

祖国で迫害を受ける

ケーシー・ディパックは、裕福な一族に生まれました。
「故郷の村では家の近くに中学校がなかったので、小学校を卒業してからしばらくは一人暮らしだったんです。
自分の身の回りのことは自分でやる。料理もその時に覚えました」というケーシー。
中学生から毎日、料理を作っています。
10代の頃はインドに留学し踊りの技術を学びました。
ネパールに帰国後すぐに伝統舞踊の学校を自ら立ち上げ、200人以上の生徒を指導しました。
ケーシーはその頃、「毛沢東派(共産思想者)マオイスト」から自宅を焼かれ拷問を受け、
「海外に逃げなければと」2007年に日本に観光ビザで15日間来日します。

永住権獲得

2010年に改めて永住権獲得。
過酷な日々をの中、同じ村の出身で、名古屋に留学に来ていたムナと結婚をします。
実は村にいるときから、ケーシーがボランティア活動などに力を注ぐ様子を見て、
ムナは思いを寄せていました。
かけがえのないパートナーにも支えられ、2016年に輸入商社をオープンさせます。

ネパールと日本の架け橋に


過去の温かな日々を懐かしみながらも、日本で生き抜いていかなければならない。
それは単に仕事を続けることだけではなく、仲間たちや日本の隣人たちと手を取り合っていくことでもあリマした。
「今、豊川の駅や川の清掃を、ネパール人のボランティアたちで始めています。
1~2カ月に一回ほどのペースですが、名古屋まで活動を広げることもあります」。
愛知県のネパール人コミュニティーの会長にも選ばれ、地域のために精力的に活動を続けています。


大村秀章愛知県知事とケーシー(右)